田の越しの三界坊 さんがいの記

熊本在住の三界坊が、九州の山歩きで出会った山野草、渓流釣りのあれこれなど、暇にまかせてのなぐり書きです。

CPAPを担いでの四国遍路 香川(讃岐)編 その10

「87  長尾寺」から「88 大窪寺」へ 最後の修行 そして結願

3月27日(日) 天気:朝は曇り 昼過ぎからは快晴 風は少し冷たい
 この日は八十八ヶ所巡りの最終日、結願の日です。志度駅から歩き 長尾寺 大窪寺と廻りました。長尾寺まではほぼ平坦な道ですが、長尾寺を過ぎて前山ダムが近くなると上り坂がきつくなってきます。長尾寺から大窪寺までの15キロメートルあまりの遠かったこと。最後の修行にふさわしい道でした。
 途中、前山ダム湖畔に道の駅、その向かいに「前山おへんろ交流サロン」があります。ここで一休みしてお昼の弁当を使わせていただきました。
 ここから先、大窪寺への道はいくつかありますが、心臓への負荷が一番少なそうな県道3号線、県道377号線を通る舗装道路ルートを歩くことにしました。カーブが多く、ほとんど歩道がない道路ですから車には気をつける必要があります。
 14:00に「88番 大窪寺」に到着しました。一息入れてゆっくりと最後のお参りを済ませました。ここでは納経帳に「結願」の字が入ります。その他、特別なことはありません。お参り後、門前のお店でぜんざいを食べました。
 大窪寺16:00発のコミュニティバス志度駅へと戻りました。 どこまで乗っても500円(平日は200円!)の素晴らしいコミュニティバスです。 バスで今日歩いて来た道を戻りながら「よくこんな長い距離を歩いたな」と我ながら感心しました。

 

* トピックス
 「前山おへんろ交流サロン」では希望すれば、歩き遍路完歩の証として「四国八十八ヶ所遍路大使」に任命してくれます。自己申告ですから基準のゆるい大使ではありますが、それでよいように思います。
 この日、私は、2021年度の(599)人目として任命していただきました。この人数は毎年7月1日スタートの1年間でカウントされているそうです。2004年に始まったこの取組みで遍路大使総数はすでに4万人を超えているそうです。
 このブログ記事も少しは四国遍路理解の一助になっているかもしれません。そうであれば「遍路大使」の面目が立ちます。うれしいかぎりです。

行程:
07:55 志度駅発(ここから歩き)
09:25~09:50 「87 長尾寺
11:00~11:30 昼食(お遍路交流サロンにて)
14:00~15:00 「88 大窪寺
(この日の歩きはここまで)
16:00 大窪寺発 (さぬき市コミュニティバス)
17:15 志度駅着(ここから電車で高松駅へ)
 
歩行距離:24.08 km 
歩行時間(含む休憩):6時間13分
最高地点:453 m
累積標高登り:749 m
累積標高下り:307 m

3月27日 行程概略

写真1.「87 長尾寺」手前の風景 奥に見える山の中に「88 大窪寺」がある

写真2.「87 長尾寺」の山門

写真3.正面は長尾寺の本堂 右は大師堂

写真4. お遍路交流サロン 立派な施設です

写真5.前山ダム湖畔 桜が満開でした

写真6.大窪寺まであと5 km 地点

写真7. 大窪寺が見えてきました

写真8. 「88 大窪寺」の山門

写真9. 大師堂

写真10.へんろと行を供にした金剛杖が奉納されたお堂

写真11.大窪寺本堂

写真12.お詣りのあと、門前の茶店でぜんざいをいただきました

写真13.大窪寺御朱印

写真14.お遍路交流サロンでいただいた「遍路大使任命書」 何だかうれしいですね

古祖母山のアケボノツツジ・ミツバツツジ 2022

古祖母山(1633m) 九州百名山 大分・宮崎県境の山 

尾平越登山口から往復
最高点標高:1233 m
累積標高上り:325 m
累積標高下り):325 m
歩行距離:2.63 キロ

天気: 朝は強い雨。入山時は弱い霧雨。ガス。下山時は小雨。ガスはとれず。
 4月24日(日曜日)古祖母山へ登りました。古祖母山には2019年の5月6日に登って以来です。前日から強い雨が続いていましたが、朝9時頃には雨が小止みなったので、尾平越登山口から登ってみることにしました。

 縦走路まで上がりましたが雨がなかなかやみません。ガスかかり、風も強く、きれいな写真が撮れそうにありません。なかなか諦めがつかず「1231 mピーク」(コシキ岩?)まで行きましたが、ここで断念。無理をせずに引き返しました。

 この付近ではアケボノツツジは散り始めていました。しかし、アケボノに負けず劣らずミツバツツジが美しく咲き誇っていました。蕾みもたくさんついていました。この週末あたりは見頃かと思います。

 

コースタイム:

尾平越トンネル登山口駐車場発;10:30ー尾平越縦走路分岐通過;11:15ーコシキ岩(1231 mピーク)着;11:40ー登山口駐車場着;12:35

写真1.尾平越トンネル登山口 日曜日なのに停まっている車は2台のみ

写真2.縦走路の分岐 ガスに小雨

写真3. 「1231 mピーク」(コシキ岩?) 悪天候のためここで引き返す

写真4.アケボノツツジ この付近では散り始め

写真5.ミツバツツジが見事

写真6.ミツバツツジのアップ

写真7.ミツバツツジの開きはじめ、花色が濃い

写真8.ミツバツツジ 蕾みもたくさんついています

写真9. ミツバツツジ 蕾の数がすごい 数日後は見事でしょうね

 

夏木山のアケボノツツジ 2022

夏木山(1386 m) 九州百名山 大分・宮崎県境の山 
藤河内渓谷・夏木新道登山口から往復

最高点標高:1385 m
累積標高上り:723 m
累積標高下り):729 m
歩行距離:4.59 キロ

 

天気:くもり。11:00頃より小雨。午後から本降り 

 夏木山はアケボノツツジで有名な山で、比較的早くに開花します。今年は4月23日(土曜日)、ちょうどよいころと思い登ってみました。残念ながら天気に恵まれず駆け足登山となりました。標高1000メートルのアケボノ平付近ではアケボノツツジはほぼ散っていました。山頂付近では7分咲きから満開といったところ。気のせいか今年は付いている花の数が少ないように感じました。山頂につく頃から雨が本降りとなり写真撮影もゆっくりとはできません。急いで下山しました。途中で出会ったパーティは2組のみ(女性2人組と男性2人組)でした。

 

コースタイム:
藤河内渓谷・夏木新道登山口発9:00-アケボノ平通過10:15―夏木山山頂着11:35、発11:50ー駐車場着13:20

 

写真1.夏木山登山口 土曜日なのに停まっている車は4台のみ

写真2.アケボノツツジ-1

写真3.アケボノツツジ-2  向こうに大崩山

写真4.アケボノツツジ-3 夏木山 山頂直下

写真5.夏木山山頂

写真6.アケボノツツジ-4 山頂付近

写真7.アケボノツツジ-5 舟石付近 向こうは桧山かな?

写真8.夏木林道途中の橋から見える谷 すごい滑の連続

写真9. 林道沿い 雨に濡れたヤマツツジ こちらも見事









CPAPを担いでの四国遍路 香川(讃岐)編 その9

「85 八栗寺」から「86 志度寺」へ 平賀源内記念館 

3月26日(土) 天気:朝は曇り のち雨。昼過ぎから曇り、夕方から晴れ
 この日は「85番 八栗寺」へ登り、それから海沿いの道を「86番 志度寺」まで歩きます。
前日の終点、古高松南駅までは列車で移動し、駅から歩き始めました。歩き始めるとすぐに本格的な雨となり、雨具を着て傘をさして歩きました。
 八栗寺へは急坂を小一時間の登りです。 険しい五剣山を背後に背負う八栗寺は趣のある山寺でした。八栗寺からの下り道で雨は上がりました。
 「86番 志度寺」手前に平賀源内の生家と平賀源内記念館がありました。そこを30分ほど見学しました。博物学者、発明家にして文士、天才ですね。江戸時代にこんなマルチな才能をもった方がいたなんて驚きです。
 最後に「志度寺」にお参りし、JR 志度駅まで歩きました。 列車で高松駅に戻り、夕方少し時間があったので「高松城玉藻公園」を散策し、お堀のタイに餌をあげました(ブラタモリの真似です)。

 

* トピックス
 志度の町で平賀源内記念館を見学したのは正解でした。あらためて源内のことを思い出しました。小学校高学年の頃、NHKのテレビ番組「天下御免」を楽しみにみていました。山口崇さんが源内役で、あと林隆三さん、中野良子さんが出ていたと思います。あれはもう50年も前のドラマなんですね。
  
行程:
9:00 古高松南駅発(ここから歩き)
10:05~10:35 「85 八栗寺
11:40~12:10 昼食(塩屋駅前の台湾料理屋にて)
志度の町に入り、平賀源内記念館など30分ほど見学
13:30~14:00 「86 志度寺
14:15 志度駅着 (この日の歩きはここまで。電車で高松駅へ)

歩行距離:11.79 km 
歩行時間(含む休憩):5時間20分
最高地点:229 m
累積標高登り:264 m
累積標高下り:468 m

3月26日 行程概略

写真1.八栗寺への登り口 クリーム色の建物はケーブルカー乗り場

写真2.「85番 八栗寺」の山門

写真3.八栗寺の本堂 背後の岩山は五剣山

写真4.八栗寺の大師堂 雨の中のお参り

写真5.八栗寺から屋島の遠景

写真6.志度の手前から五剣山を振り返る

写真7. 志度、平賀源内旧邸

写真8. 中には薬草園

写真9. さとうきび栽培と製糖にも寄与していたんですね 素晴らしい!

写真10.源内先生銅像 杉田玄白の弔辞が台座に

写真11.「86 志度寺」入り口

写真12.志度寺の山門

写真13.志度寺の本堂

写真14.志度寺の大師堂

写真15.「高松城」の櫓

写真16.このお堀は海水だそうです 大きなタイがたくさん泳いでいました

 

今シーズン初の渓流 椎葉への釣行

4月17日

 今シーズン初のエノハ釣り。椎葉の渓流に出かけてきました。
渓流解禁は3月1日ですが、今年はなかなか釣りに行くことができませんでした。
 久しぶりの椎葉村です。今年の遊漁証を購入したり、実家にあいさつに行ったりしているうちに時間は過ぎてしまい、竿を出したのは陽がすっかり高くなった11時過ぎでした。これでは釣りにはなりません。それでも何とか粘って2尾だけゲット、ボウズは免れました。次は早朝からがんばりましょう。

写真1. 山のお師匠さん宅訪問 庭のミツバツツジ越しに馬口岳

写真2. 展望台から上椎葉ダムー縦

写真3. 展望台から上椎葉ダムー横

写真4. 本日の一尾目 小ぶりですが

写真5. 庭のセッコク「万里紅」

写真6. デンドロビウム 「ビューティハーモニー心美」 咲き始めました








春本番 庭は花盛り

4月19日

 二十四節気の「清明」も終わり、明日から「穀雨」に入ります。
ここ熊本では桜はとうに散り落ちて、八重桜が満開です。ツツジの開花もずいぶん進んでいます。季節の移ろいは早いですね。

 我が家の庭でもいろいろな花が開花してきました。今日は一部を紹介します。

写真1.マキの木につけたセッコク 今年は沢山咲きました

写真2.セッコク赤花「雷山」  流木付け

写真3.セッコク赤花品種不明 流木付け

写真4.セッコク赤花品種不明-2 流木付け

写真5.セッコク赤花「万里紅」  鉢植え

写真6.カヤラン ヘゴ付け

写真7. カヤラン ヘゴ付け-2

写真8. 屋久シャクナゲ鉢植え 春の植木市にて購入

写真9. ボタン地植え 5年目の株

写真10.ニオイエビネ(ワインレッド)地植え

写真11.ニオイエビネ(クリームイエロー)鉢植え

写真12.エビネ鉢植え品種不明-1

写真13.エビネ鉢植え品種不明-2

写真14.エビネ鉢植え品種不明-3 知人からもらった変わり種

写真15.タイ釣り草 可愛いですね

写真16.実生から育てたアケボノツツジ 葉が展開

 

CPAPを担いでの四国遍路 香川(讃岐)編 その8

 「83 一宮寺」から「84 屋島寺」へ 高松市内を歩く 

 

3月25日(金) 天気:晴れ
 この日は「83 一宮寺」へお参りし、高松市内を通り抜け、「84 屋島寺」まで歩きました。
 前日の終点、JR 鬼無駅まで列車で移動し鬼無駅から歩き始めました。鬼無駅から一宮寺までは7 km。田園と住宅の混じり合う市街地を歩きます。一宮寺からはひたすら町中の通行量の多い県道を歩きます。有名な「栗林公園」に立ち寄りたいという誘惑を押さえ、屋島寺のふもとに 到着したのは 14時頃。そこからはけっこう急な登り坂です。
屋島寺に着いたのは14:45でした。広くて立派なお寺です。有名な観光地ですし、沢山の人がいました。
 屋島寺から古高松南駅方面へ向けての下り遍路道はかなりの急坂で、張ってあるロープを頼りに下ります。 道はイノシシにより掘り返されて荒らされています。 有名な観光地の屋島でさえ一歩、車道から脇にそれるとイノシシがいる模様。恐るべしイノシシです。この日の終点、古高松南駅には 16時20分頃に到着。長い距離を歩いたあとの山登り、ちょっとしんどい一日でした。

 

トピックス:

 この日、高松市内で通りがかりの年配の男性からお接待を受けました。500円玉を1枚いただきました。本当にありがたいことです。へんろのお作法に従いありがたく頂戴しました。正直なところ、現金のお接待はどうも心にひっかかるものがあります。こればかりは慣れないですね。飲食のお接待であれば何の屈託も無くいただくのですが。

 

行程
8:05 鬼無駅発(ここから歩き)
10:00~10:25 「83 国分寺
14:45~15:10 「84 屋島寺
16:20 古高松南駅着 (この日の歩きはここまで。電車で高松駅へ)

歩行距離:25.55 km 
歩行時間(含む休憩):8時間17分
最高地点:275 m
累積標高登り:431 m
累積標高下り:435 m

3月25日 行程

写真1.一宮寺への遍路道 のどかな市街地

写真2.「83番 一宮寺」の山門

写真3.一宮寺大師堂

写真4.一宮寺本堂

写真5.屋島の遠景 台形の変わった山容です

写真6.屋島への登り口近く 山上へはここから小一時間の登り

写真7. 「84 屋島寺」の山門

写真8. 屋島寺の本堂

写真9. 屋島寺の大師堂

写真10.向かいの山は明日登る五剣山

写真11. 屋島寺からの下り道 イノシシよけの柵 こんな観光地でも

写真12.この日のホテル朝食

写真13.香川市内での昼食 奮発してウナギ

写真14.夕食は牛丼チェーン店「松屋」の定食