田の越しの三界坊 さんがいの記

熊本在住の三界坊が、九州の山歩きで出会った山野草、渓流釣りのあれこれなど、暇にまかせてのなぐり書きです。

お盆明け 白鳥山のキレンゲショウマ

白鳥山(1638.8 m)(九州百名山) 熊本・宮崎県境の山
(新椎葉越え峠の登山口から山頂まで往復、稜線歩き)

 

 山も暑いだろうが、地獄のような暑さの下界よりはましだろう。この夏の間にもう一度キレンゲショウマがみたいと思い、16日に白鳥山へ出かけてきました。

 熊本市内から五家荘へ、さらに新椎葉越えを越えて宮崎県側の御池登山口まで、車で約3時間ほどかかります。御池登山口の少し手前2,3百メートルほどの道路沿いに鹿除けネットに囲まれたキレンゲショウマの群落がありました。植林された杉木立の中です。この群落には花弁の先に紫の色がついている個体も結構見られました。


 この日、新椎葉越え登山口に停まっている先行者の車は4台ほどでした。登山口の気温は車の温度計では26℃。ほんまかいな?
 登山口から少し上がったところに椎葉方面がよく見渡せる展望所があります。ここからは扇山がよく見えました。白鳥山山頂まではほぼずっと森の中、木陰を歩く道です。何とか熱中症にもならずに山頂まで行きつくことができました。山頂からの展望は望めませんが、静かでよい山です。

コースタイム:
新椎葉越登山口駐車場着:9:30ー登山口発:10:00ー白鳥山頂:11:20-山頂発11:30―新椎葉越登山口駐車場着:12:40

 

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写真1.登山口近くの展望台から扇山(霧立越)方面

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写真2.白鳥山頂の手前にある「平清経住居跡」、こんな山奥に?

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写真3.白鳥山頂は木立の中

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写真4.稜線、ブナの大木に着生するギボウシ

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写真5.ギボウシ、薄い水色の花が咲いていました

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写真6.山シャクヤクの種、さやが開きかけ

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写真7.キレンゲショウマの群落

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写真8.ここの キレンゲショウマは花弁の先端が紫に染まっている個体がありました

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写真9.花弁先端が紫のキレンゲショウマ-2

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写真10.花弁先端が黒く傷んでいる花がほとんどでした。ひょっとするとこの蜂のせいかもしれません。開きかけたつぼみに頭を無理やり突っ込んでいるように見えます。