田の越しの三界坊 さんがいの記

熊本在住の三界坊が、九州の山歩きで出会った山野草、渓流釣りのあれこれなど、暇にまかせてのなぐり書きです。

CPAPを担いでの四国遍路 高知編その14

遍路15日目(4月2日) 土佐清水から三原村を経て宿毛市平田へ


 天気、朝は晴れ、夕方から雨。終日風強し。この日は民宿「大岐の浜」から下ノ加江まで国道321号線を戻り、下ノ加江からは遠藤21号線を下ノ加江川に沿って上流へとひたすら歩きました。昼過ぎに三原村の中心市街地をとおり、宿毛市平田には16:00過ぎにに到着しました。到着と同時に雨が降り始めました。
下ノ加江川の下流域、五味橋から芳井橋までの約10キロメートルは人家がほとんどなく、車の通りもほぼゼロに近い。芳井橋から上流は人家、集落がポツポツと出てきます。そしてさらに上流に行くと三原村の中心市街地があります。三原村は海からの距離は大したことはないのですが、秘境の山奥のようなちょっと不思議な雰囲気の村です。

 

行程
7:10 出発(前日の宿 民宿「大岐の浜」)
8:10 五味橋、下ノ加江川の分岐
9:00 ごみほたる橋
11:00 芳井橋の少し上流
13:35-14:15 三原村中心市街地。「みはらのじまんや」にて昼食
15:10 黒川大橋
16:15 宿毛市平田の「鶴の家旅館」到着

歩行距離:35.9 km
歩行時間(含む休憩):9時間15分
累積標高上り1462 m
累積標高下り1553 m

 

トピックス:
県道21号線の三原村から宿毛市平田に抜ける道、途中の「梅木トンネル」には狭いが歩道がついていている。トンネルに引き続く黒川大橋には歩道がありません。橋から蛍湖の海面まではかなりの高さがあり、渡るのがちょっと怖い橋です。
お宿「大岐の浜」のおかみさんは朝、旅立ちを見送ってくれました。その後、歩いているとおかみさんの弟さんがわざわざ車で追いかけてきてくれて、少しだけお話ししました。ひょっとすると大学同窓ではとおかみさんが連絡してくれたとのことです。弟さんは何と東京の「某農業大学」のOBで私より5歳ほどの先輩、学科も同じでした。何でもクラブは写真部だったとか。その当時にお会いしたことはないはずですが、ご縁を感じました。

一句:花散らす 風に遍路の 笠ころげ

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写真1.民宿「大岐の浜」から下ノ加江に向けて海岸線を歩く

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写真2.風が強く海は少し荒れています

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写真3.下ノ加江川はきれいな、川らしい川です

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写真4.ごみほたる橋 これから上流10キロほど、人家らしいものはありませんでした

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写真5.三原村に入ります、依然として人家はなし

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写真6.三原村の中心市街地にある「みはらのじまんや」ここで昼食

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写真7.梅木トンネルを抜けると黒川大橋

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写真8.黒川大橋には欄干はありますが歩道がありません スリル満点

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写真9.今日のお宿 宿毛市平田の「鶴の家旅館」

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写真10.夕食です