田の越しの三界坊 さんがいの記

熊本在住の三界坊が、九州の山歩きで出会った山野草、渓流釣りのあれこれなど、暇にまかせてのなぐり書きです。

CPAPを担いでの四国遍路 高知編その8

遍路9日目(3月27日) 34番 種間寺から35番 清滝寺まで

 この日は前日の宿「国民宿舎桂浜荘」を出発し、バスにて33番 雪蹊寺へ。そして雪蹊寺からへんろ道を34番 種間寺へと歩きました。昼過ぎには清流として有名な仁淀川を渡って土佐市の市街地に到着。この日宿泊するホテル「ビジネスイン土佐」に荷物を預けて35番 清滝寺までピストンで往復しました。
 種間寺ではここまで抜きつ抜かれつで歩いてきた若い女性のお遍路さんと少し言葉を交わしました。英語と思われるガイドブックを見ていたので外人さんかなと思って話しかけたら「英国在住の英国人で、母は日本人」とのことでした。日本語もしっかりと話していました。大学生で休みを利用してへんろ旅をしているそうです。アリサさんとかいうお名前でした。異国での女性一人旅、苦労も多いかと思います。無事に最後まで歩けるとよいですね。


行程
7:50 出発(前日の宿 「国民宿舎桂浜荘」)
8:30―33番 雪蹊寺から歩き始める
9:40―10:10 34番 種間寺
12:20―12:30 ホテル「ビジネスイン土佐」
13:35-14:00 35番 清滝寺
15:00―ホテル「ビジネスイン土佐」着

歩行距離:22.3 km
歩行時間(含む休憩):7時間45 分
累積標高上り542m
累積標高下り535m

 

トピックス:
この日、清滝寺からの戻り、土佐市街地に入ったところで通りがかりのおばあさんに呼び止められました。母親と同世代と思われるおばあさんが、「お接待です」といって500円玉を一枚下さいました。固辞したいのはやまやまながら「お接待は気持ちよくお受けする」というのがへんろのお作法です。申し訳ないと思いつつ感謝していただきました。いただきはしたものの、歩きながらどうもポケットの500円玉の座りがよくありません。どうしたものかと考えつつ歩いていると、ちょうど道沿いのコミュニティセンターに赤い羽根募金の箱が置いてあります。これだ!ということでそのまま寄付させていただきました。土佐市のおばあさん、ありがとうございました。見知らぬ通りすがりの遍路への御厚意に深く感謝いたします。

 

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写真1.お宿の朝食で出た「にろぎ」美味でした

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写真2.宿のお隣は「坂本龍馬記念館」 マスク姿の竜馬が「シェイクハンドぜよ!」

センスいいですね

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写真3.種間寺の近くは水田地帯です

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写真4.34番 種間寺 珍しく平地にあるお寺さんです

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写真5.種間寺の本堂

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写真6.種間寺の大師堂

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写真7.仁淀川大橋を渡ります 丘の向こうは海です

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写真8.清滝寺仁王門 ここまでの登りはたいへんです

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写真9.仁王門から本堂へ続く急な石段

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写真10.35番 清滝寺の本堂 薬師如来

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写真11.清滝寺から見る土佐市

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写真12.境内の古木にはフウランがたくさん着生 どんな花が咲くのかな