田の越しの三界坊 さんがいの記

熊本在住の三界坊が、九州の山歩きで出会った山野草、渓流釣りのあれこれなど、暇にまかせてのなぐり書きです。

CPAPを担いでの四国遍路 高知編その13

遍路14日目(4月1日) 四国最南端、足摺岬金剛福寺

 天気は晴れ、快晴。この日は民宿「大岐の浜」から四国最南端、足摺岬の38番 金剛福寺へまで往復しました。かなり長い距離ですが、荷物が軽いので気楽です。前の札所、37番 岩本寺からは90 kmほどの距離になり、札所間の距離としては最も長くなります。私の場合は岩本寺から3日がかりの歩きとなりました。
 足摺岬の周辺は亜熱帯植物に覆われており、植生はこれまで歩いてきた高知県の他地域とは少し違います。金剛福寺はとてもきれいなお寺さんでした。
 この日の夜、民宿「大岐の浜」に宿泊した歩きへんろは5名でした。3名は山口県から、もう1名は静岡県から来られた方でいずれも60歳以上です。夕食の席では楽しく情報交換ができました。


行程
7:10 出発(前日の宿 民宿「大岐の浜」)
8:10 以布利の分岐
10:20 津呂のへんろ小屋
11:35-12:00 金剛福寺
12:00-12:50 足摺岬周辺観光
14:00津呂のへんろ小屋
17:10 民宿「大岐の浜」帰着

歩行距離:40.1 km
歩行時間(含む休憩):10時間
累積標高上り1757 m
累積標高下り1751 m

 

トピックス:
この日の朝、「大岐の浜」に立ち寄りました。「大岐の浜」はサーフスポットとしても有名で朝早くからサーフィンをしている人が5,6名ほどいました。実はこの大岐川河口には「サトウキビ野生種」(和名:ワセオバナ)の群落があります。十数年前に見つけて写真をとっていますが、今もまだ残っているかどうか確認をしに行きました。河口わきの砂浜はサーファーの駐車、キャンプスパースとして利用されているようですが、それにもめげずに「サトウキビ野生種」はしっかりと定着しており、うれしくなりました。

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写真1.民宿「大岐の浜」

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写真2.大岐の浜 足摺岬まで17キロほど

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写真3.大岐川の河口砂浜 護岸の下にサトウキビ野生種群落があります

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写真4.ススキのようにショボく見えますが(失礼!)、これがサトウキビ野生種です

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写真5.茎には節があり、節のすぐ上に小さい芽(芽子という)がついています

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写真6.へんろ道

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写真7.津呂のへんろ小屋

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写真8.足摺岬のへんろ道

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写真9.38番 金剛福寺補陀落東門

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写真10.本堂

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写真11.大師堂

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写真12.足摺岬の展望台

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写真13.帰り道、足摺岬方面海岸線を振り返る

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写真14.民宿の夕食 アジの塩焼きにカツオのタタキ