田の越しの三界坊 さんがいの記

熊本在住の三界坊が、九州の山歩きで出会った山野草、渓流釣りのあれこれなど、暇にまかせてのなぐり書きです。

向坂山のオオヤマレンゲ 2022

黒岩(遠見ヶ岩:1582m)、向坂山(1685m)、 白岩山(1647m)

宮崎県の山(九州百名山 

スキー場カシバル峠駐車場から黒岩、向坂山、白岩山とまわり、カシバル峠へ下る

歩行距離:10.26 km
最高点標高:1685 m
最低点標高:1296 m
累積標高上り:791 m
累積標高下り:790 m

6月16日(木) 天気;晴れ時々曇り

 6月も半ばを過ぎました。もうすぐ夏至です。この時期になると無性に森の貴婦人・オオヤマレンゲが見たくなります。6月16日(木)、今年も九州脊梁 向坂山へオオヤマレンゲを見に行ってきました。
 黒岩近くの オオヤマレンゲ自生地へ。 花は結構あるのですが、真白く綺麗に咲いている花は少ないようです。色あせてくすんでいるものが多く、写真撮影に苦労しました。つぼみはたくさんありましたので、しばらくは楽しめるかとおもいます。
 写真撮影後、再びゲレンデを登り返し、向坂山へ登りました。さらに縦走路を歩き、白岩山へも。白岩山でキリンソウの写真を撮りました。 白岩山には防獣ネットが設置してありますが、周辺には獣が歩いたような痕跡、ハミ跡など多数ありました。 どうも最近、鹿が侵入したようです。 少し心配になりました。
 帰り道で素晴らしいヤマツツジ株の写真をとることができました。新緑の中の鮮やかな朱色、印象に残る花です。

コースタイム:
カシバル峠登山口駐車場発;8:20ースキー場;9:15-オオヤマレンゲ自生地;9:40-黒岩;10:20-スキー場;10:50-向坂山山頂;11:20―杉越;12:00―白岩山山頂;12:25-12:40―杉越;13:40―カシバル峠登山口駐車場;14:10

6月16日 行程

写真1.スキー場ゲレンデから黒岩方面 これは急な下り斜面です

写真2.オオヤマレンゲ-1

オオヤマレンゲ-2

オオヤマレンゲ-3

オオヤマレンゲ-4 純白の花はなかなかありません

写真6.黒岩のベニドウダン

写真7.縦走路わきのヤマツツジ 見事な株

写真8.ヤマツツジ-2

写真9.ヤマツツジ-3

写真10.白岩山のキリンソウ

写真11.キリンソウ-2 

写真12.縦走路のホウチャクソウ

写真13.縦走路 涼しい木陰を歩けます

写真14.カシバル峠駐車場から祇園山の向こうに祖母・傾山系が見えました

梅雨入り コチョウラン花盛り

 二十四節気の「芒種」も半ばです。一昨日(6月11日)、九州南部地方、熊本県を含む九州北部地方の梅雨入りが発表されました。何でも九州北部地方の梅雨入りは平年より7日遅く、昨年より31日遅いそうです。
 雨が降らないと水不足の心配がありますし、降りすぎると洪水などの災害が発生してしまいます。今年の梅雨、適度の雨を降らすだけで平年と同じくらいの時期に明けてくれるとありがたいですね。
 今日はこの時期の花の様子を紹介します。

写真1.昨年から洋蘭を少し育て始めました。コチョウラン 紅色 

写真2.ちょっと変わったコチョウラン「Phal. Linda Cheok」-1

写真3.コチョウラン「Phal. Linda Cheok」-2

写真4.コチョウラン 黄色

写真5.ウチョウラン -1 

写真6.ウチョウラン -2

写真7. 名護ラン 花はよく香ります

写真8. ツルランの花茎、20センチほどに伸びてきました

写真9. リュウキュウエビネ(花色は紅)現在の様子 昨年お盆の頃に開花

写真10.リュウキュウエビネの花芽発見、これから伸びてきます

写真11.ハナショウブ













くじゅう 大船山のミヤマキリシマ・ヨウラクツツジ 2022

大船山(1786m) 大分県、くじゅう山系
今水登山口に駐車し、東尾根を上る。下山はガラン台経由。

歩行距離:10.02 km
最高点標高:1786 m
最低点標高:788 m
累積標高上り:1064 m
累積標高下り:1064 m

6月4日(土) 天気:晴れ。 (熊本は最高気温30℃超え)
 先週は赤川登山口から稲星山、久住山へ登りました。昨日6月4日にはミヤマキリシマとヨウラクツツジ花見を目的に大船山に登りました。
 今水登山口駐車場についたのは8:15分、すでに駐車場は満杯でした。この日はよく晴れて暑い一日でしたが、今水からの登山道は山頂近くまで樹林の中、ずっと木陰を歩くことができます。暑さには弱い私も気持ちよく登ることができました。
 山頂付近のミヤマキリシマはつぼみが多く、まだ満開前のようですが、十分に楽しむことができました。そしてお目当てのヨウラクツツジも見ることができました。
 大船山、四季を通して登り甲斐のあるすばらしい山です。

コースタイム:
今水登山口駐車場発;8:25―前セリ分岐;9:40―大船山12:10~12:50―入山公墓;14:00―ガラン台;15:00ー今水登山口駐車場着;15:50

6月4日のルート

写真1.東尾根登山道1600メートル付近から黒岳山頂越しに由布岳が見えました

写真2.ヨウラクツツジ-1

写真3.ヨウラクツツジ-2

写真4.ツクシドウダン

写真5.大船山山頂直下から御池

写真6.ピンク色の北大船山とその向こう平治岳

写真7.大船山山頂は多くの登山者で賑わっていました

写真8.山頂直下のミヤマキリシマ

写真9.山頂下の見事な株

写真10.下山途中、向こうの山は祖母山

写真11.シロドウダン

写真12.ベニドウダン













くじゅう 稲星山、久住山のミヤマキリシマ 2022

稲星山(1774m)、久住山(1786.5m) 大分県、くじゅう山系
赤川登山口に駐車し、南登山道で登る。下山は赤川登山道で

歩行距離:7.78 km
最高点標高:1786 m
最低点標高:1028 m
累積標高上り:973 m
累積標高下り:975 m

5月28日(土) 天気:晴れ、曇り気味。見通しはあまりよくない。山上は風強し。
 
 先週は立中山に登ってきました。残念ながら立中山のミヤマキリシマは虫害で悲惨な状況でした。
 今週(5月28日)は赤川登山口から稲星山、久住山へ登ってきました。ミヤマキリシマのハイシーズンにもかかわらず、南登山道は静かでした。途中で出会った登山者は数名のみ、静かすぎて不安になるほどです。
 東千里分岐から先は登山者の数は一気に増えました。山頂での記念撮影も順番待ち、気を使います。ミヤマキリシマはまだ咲き始めといった感じです。久住山の山頂付近も同様でした。山頂付近の見頃は次の週末以降かと思います。遠くに見える平治岳はピンク色になっていました。きっと今が見頃なのでしょう。
 下りの赤川登山道では、きれいなミヤマキリシマが沢山あって結構楽しむことができました。今年はドウダンツツジの花つきが悪いように思います。ただ、赤川温泉の源泉あたりではきれいな花がついている株が少しありました。

コースタイム:
赤川登山口駐車場発;7:45―猪鹿狼寺;8:15ー東千里分岐;10:15―稲星山10:45ー東千里分岐;11:00ー久住山(11:25-11:30)ー登山口駐車場着;13:40

5月28日の行程

写真1.南登山道のミヤマキリシマ-1

写真2.南登山道のミヤマキリシマ-2

写真3.南登山道のミヤマキリシマ-3

写真4.南登山道のミヤマキリシマ-4 東千里分岐近くは咲き始め

写真5.イワカガミ

写真6.久住山山頂から北方向 遠くに由布岳も見えました

写真7.赤川登山道のミヤマキリシマ-1

写真8.赤川登山道のミヤマキリシマ-2

写真9.赤川登山道のミヤマキリシマ-3

写真10.赤川登山道のミヤマキリシマ-4

写真11.赤川登山道のミヤマキリシマ-5 この日一番の美人さんのように思いました

写真12.赤川登山道のドウダンツツジ

 

九重 立中山のミヤマキリシマ 2022

立中山(1464.5m) 大分県九重山
一番水登山口から往復

歩行距離:8.48 km
最高点標高:1464 m
最低点標高:834 m
累積標高上り:711 m
累積標高下り:711 m

5月23日(月) 天気:晴れだが曇り気味 見通しはよくない 

 そろそろミヤマキリシマが見頃を迎えるころです。今年も立中山にミヤマキリシマを見に登ってきました。
 ところが、鉾立峠から上、立中山の山頂に至るまで、ミヤマキリシマの花は寂しい限り、ピンク色がほとんど見えません。少しだけ花が咲いている株もありましたが、多くの株は虫に食われて茶色くなっています。絶句してしまうような悲惨な状況でした。害虫恐るべしです。
 立中山の山頂からながめる平治岳。山頂付近はピンクに染まっていました。向こうは虫害が少ないのかもしれませんね。
 害虫の発生がこれで収まって、来年はきれいな花がたくさん咲いてほしいものです。

 

コースタイム:
一番水登山口駐車場発;7:55―朽網(くたみ)わかれ;8:40ー鍋割坂;9:40―鉾立峠10:20-立中山山頂(11:00-11:10)ー鉾立峠(11:30-11:45)ー登山口駐車場着;13:40

ルート図

写真1.一番水の登山口

写真2.佐渡窪の木道 今年は水がたまっていません

写真3.鉾立峠 この辺もミヤマキリシマはまばらです

写真4.立中山の山頂 荒涼とした感じです

写真5.山頂のミヤマキリシマ 花芽も葉も食べられています

写真6.犯人はこの虫のようです あちこちにいました

写真7.これも同じ虫か?先ほどの虫とは色が違いますが花芽をかじっていました

写真8. 少しだけ花を咲かせている株 けなげです

写真9. 峠の下、日陰にきれいな花が少しありました

写真10.イワカガミ

写真11.ユキザサ

写真12.ホウチャクソウ

 

初夏の花 ガンゼキラン

 5月17日。早いもので二十四節気の「立夏」も末候です。沖縄はすでに梅雨入りしました。熊本でも梅雨入り間近のような不安定な天気が続いています。麦の収穫、麦秋はこれからです。そう早く梅雨に入られてはかないません。
 昨年、寒蘭展示会の即売で購入し庭に地植えした「ガンゼキラン」が開花しました。私も花を見るのは初めてです。あまりに素晴らしい花で感激しました。これからも大事に育てていきたいと思います。

写真1.ガンゼキラン 5月5日 開花始め

写真2.ガンゼキラン 5月5日 花のアップ

写真3.ガンゼキラン 5月7日

写真4.ガンゼキラン 5月9日 

写真5.ガンゼキラン 5月12日

写真6.ガンゼキラン 5月12日-2

写真7.コチョウラン 我が家で初花

写真8.コチョウラン「Phal Linda Cheok」初花

写真9.デンドロビウム「心美」は花盛り 香り豊か

写真10.ミヤマキリシマ「紅雀」 石付け 今年は花が少なめ

写真11.バラ「アウグスタ ルイーゼ」

写真12.バラ「ピエール・ド・ロンサール」 定番の美

 

白岩山のミツバツツジ 2022

白岩山(1647m)、向坂山(1685m) 宮崎県 九州百名山
カシバル峠駐車場から下りはスキー場へ

歩行距離:9.58 km
最高点標高:1633 m
最低点標高:1300 m
累積標高上り:794 m
累積標高下り:788 m

 

5月7日(土) 天気:曇り、時々小雨、霧 昼頃まで霧 

 この時期、白岩山ではシャクナゲミツバツツジ、山シャクヤクなどが開花しているはずです、7日(土)に白岩山へ登りました。
 シャクナゲはほぼ終わり。花びらは傷み始めていました。ミツバツツジは今が盛りといった感じでしたが、すでに花が散り始めている木もありました。ミツバツツジの濃いピンクと新緑の緑とのコントラストはとても素敵でした。アケボノツツジとはまた違った美しさです。
 白岩山の岩場の下には山シャクヤクがたくさん咲いていました。こちらはふくらんだ白いつぼみもけっこう沢山ついていました。もうしばらくは楽しめそうです。この日は曇天で花びらがほとんど開いておらず少し残念でした。

コースタイム:
カシバル峠登山口駐車場(着8:00―発8:10)―杉越;9:00ー白岩山山頂;9:30ー水呑の頭;10:10―杉越;11:30ー向坂山頂(着12:05-発12:10)-登山口駐車場発;13:30

ルート図



写真1.登山道脇のユキザサ ?

写真2.白岩山頂の木についていた花-1

写真3.白岩山頂の木についていた花-2

写真4.白岩山頂下の山シャクヤク群落

写真5.白岩山頂下の山シャクヤク-1

写真6.白岩山頂下の山シャクヤク-2

写真7.白岩山頂から新緑の「水呑の頭」ピークあたり

写真8. 「水呑の頭」ピーク

写真9.霧立越 縦走路から向坂山

写真10.スキー場から北の方面 祖母山は雲低く見えず

写真11.この日一番のミツバツツジ シャクナゲと共演

写真12.ミツバツツジ-2

写真13.ミツバツツジ-3

写真14.ミツバツツジ-4

写真15.ミツバツツジ-5

写真16.シャクナゲ

写真17.ワチガイソウ-1 ブナの股に生えていました

写真19.ワチガイソウ-2