田の越しの三界坊 さんがいの記

熊本在住の三界坊が、九州の山歩きで出会った山野草、渓流釣りのあれこれなど、暇にまかせてのなぐり書きです。

半夏生のころ

 熊本ではこのところ雨がよく降っています。日照が少ないせいもあるのでしょうが、今年は昨年より少し涼しい気がします。実際、もう7月というのに今年はまだ家でエアコンのスイッチを入れていません。
 二十四節気夏至も末候「半夏生」です。半夏(ハンゲ)とは、カラスビシャクが生える頃ということでつけられた暦日だそうです。また、この時期の大雨を「半夏雨」とも呼ぶのだとか、昔の人はよく自然を観察し、うまく表現したものですね。ただ、カラスビシャクはどうもいけません。子供のころからちょっと苦手な植物です。何故だかわかりませんが、これをみるとヘビを連想してしまいます。
 一昨日、NHKBSプレミアムで新日本風土記を見ていたら、この季節の花「紅花」の話が出てきました。「半夏のひとつ咲き」といって、紅花は半夏生の日(夏至から11日目)に決まってまず一輪が咲き、それから次第に花盛りになっていくというのです。番組の中で栽培している方が紅花の畑に行くと、ちょうど一輪だけ花が咲いていました。あまりにタイミングが良すぎて、ちょっとにわかには信じがたい気もしましたが、感動的な話で私も感じ入ってしまいました。「紅花」は極めて正確な生物時計をもっているようです。尾花沢の紅花畑、花の季節に一度行ってみたいですね。
 忘れていました、花桃「ひなのたき」の果実を食べた感想です。甘さは十分、自家用なら問題ありません。ただ、生食用としての販売はちょっと無理な気がします。

「運転免許解禁まで あと 47日」
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写真1: 雨にぬれる「ルージュ ピエール・ドゥ・ロンサール
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写真2:和シャクナゲの若葉あざやか。来年の花は期待できそうです。