田の越しの三界坊 さんがいの記

熊本在住の三界坊が、九州の山歩きで出会った山野草、渓流釣りのあれこれなど、暇にまかせてのなぐり書きです。

カテーテルアブレーション顛末記その2

病院について:
 今回、私がカテーテルアブレーションを受けたのは熊本市内にある大病院の一つで、カテーテルアブレーション治療の実績では、熊本県内トップクラスです。何でも2014年には一年間で155例のカテーテルアブレーション治療を実施したそうです。5年前に熊本に転居して来てからは、ずっとこの病院で二月に一度の定期的健診を受けていましたので(6ヵ月に一度のICDチェックも)、慣れているということもあります。3年前の心原性脳塞栓症の時も、救急車でここに運ばれ、10日ほどお世話になりました。コンビニ、カフェ、レストラン、床屋さん完備、これもうれしいところです。

病室について:
 入院中はずっと4人部屋で過ごしました。同室の方々にも恵まれ、毎日、気分よく、楽しく過ごすことができました。皆さん、いろいろな心臓の病を持つ方々ですから、各自がお持ちの経験と情報はいずれも貴重なものです。よい勉強になりました。私もICDを入れていますし、心原性脳塞栓症も経験しているということで、一人前かと思っていましたが、これぐらいの病歴ではここではまだまだ小僧であるということを思い知らされました。
 入院して最初の一週間は病室の出入り口側のベッドでしたが、そのあと、退院までの数日は窓側のベッドに移らせてもらいました。やはり何といっても窓側は外の景色を見ることができるので気が紛れます。できることなら入院中はずっと窓側のベッドで過ごしたいものです。特にここの病棟(5F)からは眼下に白川の流れも見えて、落ち着きます。日没前、残照でオレンジ色に輝きながら金峰山方面から進んでくる飛行機雲も心を和ませてくれました。

治療で辛かった事:
 カテーテルアブレーションの治療は全身麻酔ではなく、局所麻酔条件下で行われました。カテーテル挿入前、局所麻酔をするときには足の付け根、首に注射をすることになります。その痛みは嫌な感じでした。私の場合、カテーテル(なんと直径4mmほどだそうです)挿入時にはさほど痛みらしい痛みは感じませんでしたが、アブレーション焼灼中にはかなりの熱さと痛みとを感じました。食道が火傷するくらいの熱が加わったわけですから当然といえば当然です。後悔先に立たずですが、下手な我慢などはせずに、術中にもっと正直に熱さ、痛みを訴えておけばよかったと思っています。
 もう一点、カテーテルアブレーションの前には導尿を行いましたが、覚悟していたとはいえ、これはつらいものです。私は今回で導尿するのは3回目ですが、これだけは何回やっても慣れません。導尿に代わる何か別のよい方法はないものでしょうか。尿道カテーテル挿入に伴う苦痛については、同室のすべての患者さんが訴えていました。医療の進歩は日進月歩、目覚ましいものがあります。一日も早く、苦痛のない導尿法が開発されることを願うばかりです。
 今日は8月4日、仕事に復帰して2日目です。これまでのところ不整脈の発作は出ていません(7月29日以降は自覚症状なし)。まだまだ安心はできませんが、少し希望が見えてきました。

良かったこと、謝辞:
 ともに過ごした時間は短いですが、同室となった入院患者の皆様方は心臓の病と闘う戦友です。そのうち、またどこかで、今度は元気な姿でお会いしたいものです。
 力を尽くして的確な治療をしてくださった先生方、優しかった看護師の方々はじめ、すべての病棟スタッフの皆様、心のこもった手厚いケアに深く感謝いたします。そう遠くない未来、今度はICDのバッテリー交換でお世話になることでしょう。また、よろしくお願いします。

「運転免許解禁まで あと 17日」
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石垣島の大事な友人からいただいたガジュマルの盆栽、この冬にちょっと油断したすきに霜にやられてしまいました。もうだめかと思っていましたが、、、、、。

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夏になって枝葉がずいぶんと茂ってきました。大した生命力、見事に復活です。少し元気をいただきました。