田の越しの三界坊 さんがいの記

熊本在住の三界坊が、九州の山歩きで出会った山野草、渓流釣りのあれこれなど、暇にまかせてのなぐり書きです。

大暑、シュンラン花芽の遮光処理

 「大暑」に入りました。熊本も夏本番、セミは朝からうるさいくらいに鳴いて、空には入道雲が湧き上がり、猛暑日が続いています。
  今年の4月9日、あの熊本大地震の少し前に、寒蘭のお師匠さんから、花の咲いた春蘭(淡い黄色の花、伊豆半島の産)を一鉢いただいたことを紹介しました。http://blogs.yahoo.co.jp/mackon_0907/14047073.html。この春蘭はそのまま職場の机の上に置いて管理しています。
 ものの本によると(NHK趣味の園芸「シュンラン、カンラン」)春蘭では花の発色をよくするためには、花芽に光を当てないような処理をする必要があるとのことです。この7月中旬ころの時期には、培養土を株もとに入れて、芽を切って出てくる花芽に光を当てないように遮光処理をするのだそうです。そして、9月上旬ころにその土を取り除き、株もとに花芽が出てきていたら、その花芽に今度はアルミ箔で作ったキャップを帽子のようにかぶせて遮光し、開花直前まで花芽に光を当てないようにするのだそうです。それが、花をきれいに発色させる秘訣だとか。手間がかかってたいへんですが、勉強もかねて今年はやってみることにしました。まずは、鉢底網をつかって株もとを高く囲い、培養土をもとの鉢から盛り上げました。花芽がついて、この中で順調に育ってくれるかどうか、9月上旬に土を取り除いて確認するのが今から楽しみです。
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写真1:4月上旬に撮影した春蘭の黄色の花。
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写真2:先週末にシュンランの株もとに培養土を入れました。
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写真3:本来の株もとから5,6センチは培養土を盛り上げました。きれいなものを見るためには手間を惜しんではいけないのでしょうね。