田の越しの三界坊 さんがいの記

熊本在住の三界坊が、九州の山歩きで出会った山野草、渓流釣りのあれこれなど、暇にまかせてのなぐり書きです。

アケボノツツジ、シャクナゲに樹氷 盛り沢山の親父山

親父山(1644m)、障子岳(1703m) 九州百名山 
黒岳(1578m)、三尖山(1474m)
高千穂町、親父岳登山口駐車場より周回)

 

 5月2日はアケボノツツジを見に親父山へ。アケボノツツジは今シーズン最後になるかもしれません。登山口から少し上がったところで雹が降りました。見上げるとガスの隙間からのぞいている親父山の山頂付近は真っ白。樹氷のようです。風は非常に強く、昼過ぎまで断続的に雹が降りました。強い寒波が来ているとは聞いていましたが、まさかこの季節に樹氷がみられるとは思いませんでした。

 障子岳山頂付近のアケボノツツジはまだつぼみでした。ミヤマキリシマのつぼみは樹氷に包まれていました。下山途中、黒岳から三尖山にかけてのアケボノツツジシャクナゲは見事でした。陽ざしがなく、少し暗い写真しか撮れなかったのが残念です。この週末くらいまでは見ごろが続きそうです。

 

コースタイム:
親父山登山口駐車場(8:15)ー1526 m ピーク(9:50)ー親父山山頂(着10:40)ー障子岳山頂(着;11:10、発;11:30)ー親父山(11:50)ー黒岳山頂(13:00)ー三尖山頂(14:00)ー登山口駐車場着(15:00)

 

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写真1.アケボノツツジの奥に障子岳、山頂付近は樹氷で白い

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写真2. 親父山山頂付近の樹氷

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写真3. 障子岳の樹氷、ミヤマキリシマの蕾が寒そうです 向こうは祖母山

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写真4.障子岳の樹氷―2

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写真5. 障子岳の樹氷―3 アケボノツツジの蕾にも

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写真6.黒岳付近のアケボノツツジ

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写真7.シャクナゲ こちらはまだつぼみ

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写真8.アケボノツツジ 左下にシャクナゲ

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写真9.アケボノツツジ ピンクが濃い

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写真10.登山道はシャクナゲアケボノツツジのトンネル

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写真11.一段とピンクが濃いアケボノツツジ

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写真12.アケボノツツジシャクナゲのコラボ

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写真13.アケボノツツジ、一瞬の晴れ間に

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写真14.シャクナゲ

 

CPAPを担いでの四国遍路 高知編その11

遍路12日目(3月30日) 37番 岩本寺から 太平洋へ

 この日は四万十町窪川の37番 岩本寺にお詣りし、片坂峠を下り、太平洋岸の土佐佐賀へ出ます。あとは海岸沿いに黒潮町を歩きます。岩本寺から片坂峠まではゆるい登り坂ですが、そのあとはほぼ下り、あるいは比較的平たんな道です。天気もよかったので楽しい、少し余裕のある歩きができました。

 

行程
7:00 出発(前日の宿 民宿「うなきち」)
7:10―7:40 37番 岩本寺
9:30 市野瀬休憩所(西尾自動車のそば、市野瀬遍路道国道56号線合流地点)
12:30―13:15 道の駅なぶら土佐佐賀
16:45 道の駅ビオスおおがた着 
     ここからは宿「土佐ユートピアカントリークラブ内ロッジ」へ知人の車で。

 

歩行時間:10時間5分
総歩行距離:32.4キロ
上り:1200メートル
下り:1405メートル

 

今日のトピックス:
* 岩本寺の入口、石段には英語の文章がいろいろと書いてありました。今どきのお寺さんはポップですね。
* 片坂峠から市野瀬遍路道への下りで道端に春蘭が咲いていました。自然条件下ではめったにお目にかかることがない花です。うれしくなりました。
* 黒潮町(旧大潟村)には「さとうきび」があり、黒糖が作られています。そのつながりで昔からおつきあいのある方々がいます。この夜は旧知のMさん(元黒潮町役場お勤めで現在はさとうきび生産者)が夕食につきあってくださいました。ありがたいことです。町の老舗居酒屋「ぽこぺん」のお料理は素敵でした。

 

一句:山道に 春蘭笑みて 土佐へんろ

  :幾人(いくたり)の へんろ見たるや 春蘭花

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写真1.岩本寺入り口

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写真2.岩本寺山門 国際色豊か

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写真3.岩本寺本堂

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写真4.「片坂峠」手前 峰の上 市野瀬遍路道入り口

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写真5.市野瀬遍路道の途中

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写真6.遍路道わきに春蘭の株がありました

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写真7.春蘭の花がきれいに咲いていました

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写真8.市野瀬遍路道下の休憩所

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写真9.市野瀬遍路道のある山を振り返る

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写真10.佐賀公園から鹿島

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写真11.同じく佐賀公園から鹿島

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写真12.黒潮町ポコペン」の焼きサンマ寿司

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写真13.黒潮町ポコペン」のウツボのタタキ

 

CPAPを担いでの四国遍路 高知編その10

遍路11日目(3月29日) 四万十町 窪川への峠越え 海から内陸へ

 この日は須崎市から「焼坂峠」、「大坂道・七子峠」と2つの峠を越えて四万十川中流窪川の民宿「うな吉」まで歩きました。「焼坂峠」「七子峠」のへんろ道、ともに通る人は少ないようで荒れています。今はコロナ禍の影響でお遍路さん自体の数が少ないようです。さらに歩き遍路の方でも、昔の「へんろ道」ではなくそのまま国道を歩く人が多いと聞きました。私はトンネルを歩くのがいやなので(閉所恐怖症かな?)峠越えの道しか選択肢はなかったのですが。一日に2つのシビアな峠を越えて、しかも40キロ近い道のり、なかなかハードな一日でした。

 

行程
6:00 出発(前日の宿 須崎市のホテル「バンダガ」)
6:50―7:00 道の駅須崎
9:00ー焼坂峠通過
10:30 土佐久礼、大坂休憩所
12:35―13:00 七子峠、「こころの七子茶屋」
16:35 窪川の民宿「うなきち」着

 

歩行時間:10時間40分
総歩行距離:38.9キロ
累積標高上り:1358メートル
累積標高下り:1152メートル

 

今日のトピックス:
「焼坂峠」須崎市から久礼に抜ける道がこんなに険しい山道だとは思いませんでした。昔の人は隣の村に行くのにも苦労していたんですね。
 久礼(漫画「土佐の一本釣り」の舞台となった漁港)は少しさびれ気味かなと感じました。この町が漫画のように輝いていた昭和は遠い昔になったのだなと感じさせられました。久礼から「七子峠」に上がる大坂道(大坂谷川)沿いの桜は満開でとてもきれいでした。
 ようやくたどり着いた窪川の町、四万十川のウナギ蒲焼きは美味でした。

 

 

一句:花びらは流れ下って久礼の海

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写真1.素晴らしい!このトンネルには歩行者用トンネルが併設

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写真2.歩道のないトンネルは撲滅すべきです 歩行者には危険すぎます

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写真3.左は土讃線、「焼坂峠」は上の山です

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写真4.「焼坂峠」へんろ道は荒れています

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写真5.「焼坂峠」から須崎方面を振り返る

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写真6.「焼坂峠」

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写真7.「焼坂峠」を越えたあたりの山

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写真8.土佐久礼の大坂谷川沿いの桜並木 満開でした

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写真9.大坂道 前方は高知自動車道の高架橋

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写真10.大坂へんろ道 こちらも結構荒れています

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写真11.大坂へんろ道 七子峠の上から土佐久礼方面を振り返る

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写真12.峠の上の「ななこ茶屋」 インスタントラーメン昼食をいただきました

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写真13.窪川の民宿「うなきち」 1階がウナギ屋さん、部屋は3階でした

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写真14.素敵な雰囲気のウナギ屋さんです

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写真15.夕食はもちろんウナギ定食 美味でした!

 

CPAPを担いでの四国遍路 高知編その9

遍路10日目(3月28日) 36番 青龍寺 悪天候に泣く

 この日は土佐市のビジネスイン土佐から36番 青龍寺をまわり、須崎市のホテル「バンダガ」まで歩く予定でした。青龍寺に行くには海峡(浦ノ内湾口)をまたぐ宇佐大橋を渡る必要があります。しかし、この日、天気予報では激しい風雨と雷が予報されていました。つよい風に雷ではとても怖くて長い橋は渡れません。大事をとって「ホテル→宇佐大橋青龍寺宇佐大橋土佐市側のたもと」まではタクシーを利用しました。この間、車で移動した距離は13キロあまりです。悪天候のためとはいえ一部区間の車利用は心残りです。この区間は後日、自分の足で歩き直すことにします。
 青龍寺をお詣りした後、宇佐町のコンビニでタクシーから降りて支度を調え、雨の中を須崎市に向けて歩きました。あとはずっと浦ノ内湾に沿って海岸線の道を歩きます。鳥坂トンネルを抜けて須坂市内に入るまで終日ずっと本格的な雨でした。須崎市のホテルに着くと雨は上がりました。


行程
8:00 タクシーにて出発(前日の宿 「ビジネスイン土佐」)
8:15―40 36番 青龍寺
8:50―9:00 宇佐大橋たもとのローソン
12:00 浦ノ内郵便局通過
13:30 須崎遍路小屋にて一休み
15:00―ホテル「バンダガ」着

 

歩行距離:23.8 km
歩行時間(含む休憩):6時間
累積標高上り661 m
累積標高下り655 m

 

トピックス:
この日、結果として雷はありませんでした。雨風は強かったのですが、無理をすれば宇佐大橋を渡ることもできたかと思います。まあでも大事をとって正解。残したところはまたの機会に歩けます。人間万事「できたしこ」です。
 青龍寺に上がる急な石段の脇には行場の滝があり、その下で水にうたれながらお祈りしている白い着物の女性がいました。こんな方が現代にもいるんですね。新鮮な驚きでした。

 

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写真1.36番 青龍寺の山門

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写真2.山門から本堂まで続く170段の急な石段

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写真3.青龍寺の本堂

 

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写真4.青龍寺の大師堂

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写真5.三重塔

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写真6.宇佐大橋、対岸は青龍寺のある横浪半島

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写真7.浦ノ内湾―1

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写真8.浦ノ内湾―2

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写真9.浦ノ内湾―3

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写真10.須崎のへんろ小屋で一休み 雨の日はとくに助かります

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写真11.須崎市のホテルから 雨上がりの市街地












 

CPAPを担いでの四国遍路 高知編その8

遍路9日目(3月27日) 34番 種間寺から35番 清滝寺まで

 この日は前日の宿「国民宿舎桂浜荘」を出発し、バスにて33番 雪蹊寺へ。そして雪蹊寺からへんろ道を34番 種間寺へと歩きました。昼過ぎには清流として有名な仁淀川を渡って土佐市の市街地に到着。この日宿泊するホテル「ビジネスイン土佐」に荷物を預けて35番 清滝寺までピストンで往復しました。
 種間寺ではここまで抜きつ抜かれつで歩いてきた若い女性のお遍路さんと少し言葉を交わしました。英語と思われるガイドブックを見ていたので外人さんかなと思って話しかけたら「英国在住の英国人で、母は日本人」とのことでした。日本語もしっかりと話していました。大学生で休みを利用してへんろ旅をしているそうです。アリサさんとかいうお名前でした。異国での女性一人旅、苦労も多いかと思います。無事に最後まで歩けるとよいですね。


行程
7:50 出発(前日の宿 「国民宿舎桂浜荘」)
8:30―33番 雪蹊寺から歩き始める
9:40―10:10 34番 種間寺
12:20―12:30 ホテル「ビジネスイン土佐」
13:35-14:00 35番 清滝寺
15:00―ホテル「ビジネスイン土佐」着

歩行距離:22.3 km
歩行時間(含む休憩):7時間45 分
累積標高上り542m
累積標高下り535m

 

トピックス:
この日、清滝寺からの戻り、土佐市街地に入ったところで通りがかりのおばあさんに呼び止められました。母親と同世代と思われるおばあさんが、「お接待です」といって500円玉を一枚下さいました。固辞したいのはやまやまながら「お接待は気持ちよくお受けする」というのがへんろのお作法です。申し訳ないと思いつつ感謝していただきました。いただきはしたものの、歩きながらどうもポケットの500円玉の座りがよくありません。どうしたものかと考えつつ歩いていると、ちょうど道沿いのコミュニティセンターに赤い羽根募金の箱が置いてあります。これだ!ということでそのまま寄付させていただきました。土佐市のおばあさん、ありがとうございました。見知らぬ通りすがりの遍路への御厚意に深く感謝いたします。

 

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写真1.お宿の朝食で出た「にろぎ」美味でした

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写真2.宿のお隣は「坂本龍馬記念館」 マスク姿の竜馬が「シェイクハンドぜよ!」

センスいいですね

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写真3.種間寺の近くは水田地帯です

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写真4.34番 種間寺 珍しく平地にあるお寺さんです

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写真5.種間寺の本堂

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写真6.種間寺の大師堂

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写真7.仁淀川大橋を渡ります 丘の向こうは海です

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写真8.清滝寺仁王門 ここまでの登りはたいへんです

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写真9.仁王門から本堂へ続く急な石段

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写真10.35番 清滝寺の本堂 薬師如来

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写真11.清滝寺から見る土佐市

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写真12.境内の古木にはフウランがたくさん着生 どんな花が咲くのかな

 

2021 親父山のアケボノツツジ

親父山(1644 m) 九州百名山 宮崎県の山
高千穂町、四季見原下の親父岳登山口駐車場より周回)

 

 アケボノツツジを見に親父山へ行ってきました。1526mピークに上がり、親父山、黒岳と三尖山を周回しました。アケボノツツジの開花は1500メートル付近まで。1526mピーク、黒岳(1578m)山頂ではまだつぼみが多くみられます。シャクナゲも1000メートル以下では開いていますが、その上はまだつぼみがほとんどです。今年のシャクナゲはつぼみが非常に多い気がします。来週あたりはシャクナゲアケボノツツジともに最高かも。

 

コースタイム:
親父山登山口駐車場(着;8:00、発;8:15)ー1526ピーク(9:15-30)ー親父山山頂(着10:15、発10:20)ー黒岳山頂(11:30)ー三尖山頂(12:20ー12:30)ー登山口駐車場着(13:10)

 

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写真1 アケボノツツジー1 1526ピークの下

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写真2 アケボノツツジー2

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写真3 アケボノツツジー3

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写真4 アケボノツツジー4

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写真5 アケボノツツジー5

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写真6 アケボノツツジー6

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写真7 アケボノツツジー7

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写真8 アケボノツツジー8

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写真9 アケボノツツジー9

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写真11.アケボノツツジー10 シャクナゲとコラボ

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写真12.アケボノツツジー11

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写真13.アケボノツツジー今回一番の美人さん 足場が悪く近づくこと困難

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写真14.シャクナゲの花芽が一杯です

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写真15.咲きかけのシャクナゲ、向こうに阿蘇五岳

 

CPAPを担いでの四国遍路 高知編その7

 遍路8日目(3月26日) 牧野植物園、そして31番 竹林寺から33番 雪蹊寺まで

 この日はホテル「サンピアセリーズ」を出発し、午前中は牧野植物園を散策。その後、31番 竹林寺、32番 禅師峰寺、33番 雪蹊寺まで歩きました。
 「牧野植物園」は31番 竹林寺へのへんろ道沿いにあります。言いかえれば竹林寺へのへんろ道は「牧野植物園」の中を通っています。この日、どうしても牧野植物園を見たいと思っていたのでこれは好都合でした。まがりなりにも植物学の周辺をかじった人間にとって、牧野富太郎先生」は偉大な存在です(教科書にも出てきたような)。午前中の2時間ほど、手入れの行き届いた植物園の中を散策、楽しく過ごすことができました。
 この日は結構たくさんの歩き遍路の方々と会いました。32番 禅師峰寺から33番 雪蹊寺へ至る道中、浦戸湾は無料の渡船で渡りました。7,8名の歩き遍路の方と同じ船になりました。へんろ旅で初めての渡船、なかなかよいものでした。


行程
8:00 出発(前日の宿 ホテル「サンピアセリーズ)
9:00―10:00 牧野植物園
10:20―11:00 31番 竹林寺
11:00―11:30 牧野植物園
13:50-14:20 32番 禅師峰寺
16:10ー16:15 種崎渡船場―長浜渡船場
16:40-17:00 33番雪蹊寺
17:45 「国民宿舎桂浜荘」着

 

歩行距離:21.1 km
歩行時間(含む休憩):9時間10 分
累積標高上り536m

累積標高下り543m

 

トピックス:
何といっても今日は牧野植物園です。その立派さに感動しました。町中にこれだけの広さの場所を植物園として確保し、しっかりと維持している高知県の見識の高さに感服しました。そして渡し船はいいですね。昭和ノスタルジーにどっぷりと浸りました。

 

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写真1.牧野植物園への登り、町を見下ろす

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写真2.牧野植物園の展望台から竹林寺方面

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写真3.恐れ多いことながら牧野先生に記念写真をお願いしました

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写真4.植物園内、オンツツジ

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写真5.植物園内、ツツジ

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写真6.植物園内、桜も開花中

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写真7.31番 竹林寺山門への階段

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写真8.竹林寺大師堂

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写真9.竹林寺五重塔

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写真10.32番 禅師峰寺山門

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写真11.禅師峰寺本堂

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写真12.禅師峰寺から前に広がる太平洋

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写真13.浦戸湾の渡船、7名の歩き遍路が同じ船

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写真14.33番 雪蹊寺

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写真15.雪蹊寺本堂

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写真16.本日のお宿 国民宿舎桂浜荘から 右下は桂浜