田の越しの三界坊 さんがいの記

熊本在住の三界坊が、九州の山歩きで出会った山野草、渓流釣りのあれこれなど、暇にまかせてのなぐり書きです。

大暑 向坂山のキレンゲショウマ 2022

白岩山(1647m)、向坂山(1685m)
宮崎県の山(九州百名山 
ゴボウ畑から白岩山、向坂山、スキー場とまわり、ゴボウ畑へ下る

歩行距離:6.0 km
最高点標高:1683 m
最低点標高:1411 m
累積標高上り:429 m
累積標高下り:429 m


7月24日(日) 天気:晴れのちくもり

 大暑に入りました。この時期になると無性に天涯の花・キレンゲショウマが見たくなります。時期的は少し早いのですが、白岩山・向坂山へキレンゲショウマを見に行ってきました。

 朝は7:40分ころにゴボウ畑に着きました。日曜日ということもあり、駐車スペースはほぼ埋まっていました。この時期は人気の山です。皆さん涼しい霧立越の縦走路歩きとキレンゲショウマがお目当てのようです。
 この日、ゴボウ畑到着時の気温は20℃ 正午には24℃でした。下界からすると天国のような涼しさでした。
 白岩山にはこの時期の夏の草花が咲いていましたが、なんだか昨年よりも少ないように感じました。ひょっとするとシカの食害の影響かもしれません。向坂山からスキー場へ下る道沿いではたくさんのアサギマダラがとんでいました。咲いているヒヨドリバナの花から吸蜜しているのだそうです。
 そしてお目当てのキレンゲショウマ。やはり少し早かったようです。まだ、つぼみが多く、きれいに咲いている株は見当たりませんでした。見頃はもう少し先のようです。


コースタイム:
ゴボウ畑駐車場発;7:50
杉越;8:15
白岩山;8:40-9:10
杉越;9:50
向坂山;10:30-10:50
ゴボウ畑駐車場着;11:50

写真1.霧立越の縦走路 実際はもう少し暗い感じです

写真2.白岩山の岩峰から南の展望

写真3.岩峰の横顔

写真4.スキー場から北の展望 この日は祖母山までは見えませんでした

写真5.白岩山のシコクママコナ

写真6.キリンソウは花が終わっていました

写真7.ホソバシュロソウ

写真8.ホタルサイコ なんともいえず可愛い花です

写真9.イシヅチカラマツ

写真10.カンザシギボウシ花の終わりかけです

写真11.シギンカラマツ

写真12.ガケの上を望遠で撮影 左はヤハズハハコ 右はコウスユキソウだと思います

写真13.アサギマダラ-1

写真14.アサギマダラ-2

写真15.キレンゲショウマ-1 花弁が少し傷んでいました 残念

写真16.キレンゲショウマ-2

写真17.キレンゲショウマ-3

 

ツルラン リュウキュウエビネ 開花 2022

7月22日(金)

 7月も下旬、明日から大暑です。梅雨末期のような天気もそろそろ終わり、いよいよ夏本番の気配です。
 我が家ではツルラン(7月12日)とリュウキュウエビネ(7月19日)が開花しました。
ツルランは我が家に来て初めての開花です。リュウキュウエビネは昨年初めて8月14日に開花しました。今年は昨年より一月近く早く開花したことになります。なにはともあれ今年も目にすることができて少しうれしくなりました。
 ツルランは透きとおるような白い色、リュウキュウエビネはあざやかな紅色、これが自生地に並んで咲いていたらほんとうに素晴らしいでしょうね。

写真1.ツルラン-1(7月15日)

写真2.ツルラン-2(7月20日

写真3.リュウキュウエビネ-1(7月19日)

写真4.リュウキュウエビネ-2(7月21日)

写真5.ツルランとリュウキュウエビネ一緒に (ともに屋久島産と聞いています)

写真6.サギソウも開花しました

写真7.職場に咲いていたヤブミョウガの花

写真8.ヤブミョウガのつぼみ 小さいさくともはっとする美しさです

写真9.カトレア開花 品種名「シークレットラブ」 
どこがシークレットかわからない派手な色です。

 

梅雨の戻り? 雨の渓流

7月18日(月) 今年3回目の渓流です。
 今シーズンはあまりエノハ釣りに行っておりません。前回はちょうど一月前6月18日でした。
 この日は「海の日」で休日です。暑そうな「海」ではなく涼しい渓流で遊んできました。ところが、梅雨は明けたとの宣言が6月末に出ているにもかかわらず、ここしばらくは天気が不安定。朝、8時過ぎに釣り場について、竿を出した途端に強い雨です。びしょ濡れになってしまいました。30分ほどで雨が止んだので気を取り直して釣り始めるとまたもや強い雨。11時近くまで断続的に雨が続きました。その後はくもりとなりましたが、こちらの集中力も途切れ、お昼で時間切れ。まともな釣りはできませんでした。まあ、こういう日もあります。
 谷沿いの杉林の下、林道わきに「キツネノカミソリ」が2株だけ咲いていました。
今年も目にすることができて少しうれしくなりました。

一句:

釣り人に 冷たき山の 驟雨かな
驟雨すぎ 雨滴きらめくキツネバナ

写真1.エノハ-1

写真2.エノハ-2

写真3.渓の様子-1

写真4.渓の様子-2

写真5.渓の様子-3

写真6.林道わきに咲いていたキツネのカミソリ-1

写真7.キツネのカミソリ-2

写真8.雨上がり「山のお師匠さん」の庭 いろいろな花が咲き乱れていました

小暑 白鳥山の草花 2022

 

白鳥山( 1639m) (九州百名山 
五家荘 ウエノウチ谷登山口(御池登山口とも)から往復

歩行距離:5.86 km
最高点標高:1639 m
最低点標高:1210 m
累積標高上り:465 m
累積標高下り:458 m

 

7月10日(日曜日) 天気:晴れのちくもり

 小暑に入りました。熊本は暑い日が続いています。
九州脊梁山地 白鳥山のウエノウチ谷。昨年(8月29日)歩きましたが、涼しさ抜群のルートです。暑さに弱い私でも熱中症を気にせずに歩けそうな道です。この時期、まだ見たことのない「フガクスズムシソウ」が咲いているかもしれません。フガクスズムシソウの花を目当てに登ってきました。
 下界の暑さがウソのよう。谷には冷たい水が流れ、ずっと木陰が続きます。その涼しさは天然のクーラーといったところ。大汗をかくこともなく山頂近くの稜線まで上ることができました。ただ、山頂近くになると虫が多くて少し難儀します。この時期は防虫網か防虫スプレーは必携です。
 お目あてのフガクスズムシソウの花ですが、なかなか見つけられませんでした。ようやく一群落だけ目にすることができました。ブナの大木、高さ5メートルほどのところに着生していました。透けるようなピンク色の花、時期は少し過ぎた感じです。六十過ぎにして初めて目にする可憐な花、うれしくなってしまいました。ぜひまた来期も会いたい花です。

 

コースタイム:
ウエノウチ谷登山口(御池登山口)駐車場発;8:555-白鳥山山頂着;11:10―山頂発;11:20ー登山口駐車場着;13:00

写真1.白鳥山 ウエノウチ谷登山口 熊本市内から約3時間のドライブ

写真2. ウエノウチ谷 やはり夏は沢ですね!

写真3.白鳥山のドリーネ

写真4.倒木に何かランが 正体不明 ご存じの方教えてください

写真5.お目あてのフガクスズムシソウの花 高さ約5mほどのところ

写真6.盛りを過ぎた感じですが花茎の先端にはまだつぼみもついています

写真7.クモキリソウ(ラン) の仲間だと思うのですが名前がわかりません

写真8.花茎につぼみがついていました どんな花が咲くのでしょう?

写真9.キレンゲショウマの群落を偵察に まだつぼみでした

梅雨明け フウラン開花

 2022年、熊本県を含む九州北部地方の梅雨開けは6月28日でした。例年より相当に早い梅雨明けです。そしてその後は連日、暑い日が続きました。昨日、今日と台風4号北上接近の影響で雲が多く、にわか雨などもあり、暑さは少しやわらいだ感があります。
 台風4号が近づいています。災害につながるような大雨、強風は困りますが、適度な雨は降らしてほしいですね。これからの長い夏に水不足は困ります。
 フウランが開花しました。ネジバナも花盛りです。ツルラン、リュウキュウエビネの開花が待ち遠しいところです。

写真1.フウランの鉢 水苔植え

写真2.フウランのヘゴ付け 花にも勢いがあります

写真3.フウランのヘゴ付け アップ

写真4.ネジバナの地植え 小さくて愛らしいランですが写真はむずかしい

写真5.ウチョウラン 花盛り

写真6.コチョウラン 濃い紅

写真7.コチョウラン 黄色

写真8.コチョウラン 「リンダ・チェオク」

写真9. リュウキュウエビネ(花色は紅) 花茎は40センチほどに伸びてきました

写真10. ツルラン(花色は白)花茎は50センチほどに伸びてきました

 

祖母山のオオヤマレンゲ 2022

祖母山(1756.4 m) (九州百名山) 日本百名山
北谷登山口から登りは風穴コース。下りは国見峠・千軒平コース


歩行距離:8.05 km
最高点標高:1756 m
最低点標高:1099 m
累積標高上り:803 m
累積標高下り:802 m

 

6月24日(金) 天気: 曇り時々雨 霧、風強し。

 先週(6月16日)は向坂山でオオヤマレンゲを見てきました。少し物足りなかったので昨日(6月24日)は祖母山へ登ってきました。天気には恵まれず、山上は濃い霧で展望はなし。周りの山は全く見えません。風も強く、寒く感じるほどでした。 昼過ぎまで雨がさほど強く降らなかったのは幸いでした。 
9合目小屋付近のオオヤマレンゲは例年通りきれいに咲いていました。今年も祖母山のオオヤマレンゲを十分に堪能することができました。


コースタイム:
北谷登山口先駐車場発;8:25―風穴;9:35-祖母山山頂着;11:05―山頂発;11:10ー9合目小屋;11:30~12:00ー千軒平;12:30ー登山口駐車場着;13:55

写真1.風穴そばのハシゴ場

写真2.風穴直下の温度計 18度でした 涼しいのはいいですね

写真3.祖母山頂 この時は展望なし

写真4.山頂下のミヤマキリシマ

写真5.9合目小屋付近のオオヤマレンゲ-1

写真6.オオヤマレンゲ-2

写真7.オオヤマレンゲ-3

写真8.オオヤマレンゲ-4

写真9.オオヤマレンゲ-5

写真10.下山路途中のヤマツツジ

写真11.途中の岩についていたラン? どんな花が咲くのかな?

写真12.霧の林

写真13.霧の国見峠

写真14.1447 m ピークから竹田市方面 今日は九重はみえず

写真15.帰りに三秀台から 正面奥が祖母山 この時は山頂に雲なし

 

夏至間近 久しぶりの渓流

 今シーズン2回目の渓流です。
今年はあまりエノハ釣りに行っておりません。4月17日に一度いったきりです。
 それから二ヶ月が経過しました。気温も上がり、梅雨の雨で水量も増え、エノハも
大きく育ってきたことでしょう。
 6月18日(土)、今年初の魚拓サイズ、大物を狙って椎葉の渓へ出撃、遊んできました。
 釣果は25センチが3尾、その他、20センチ以上が3尾の計6尾でした。これで文句を言ってはバチが当たります。満足の釣行でした。

写真1.山のお師匠さんのお庭は花盛りでした

写真2.手作り?の看板がいいですねー!

写真3.今日一番の大物、25センチ、よく引きました

写真4.次の25センチ

写真5.この小さな落ち込みでも25センチがきました

写真6.気持ちのよい釣り場です

写真7.今回のエノハはすべて一夜干しにしました